実家のチワワ 02
彼
チワワ スムース(短毛)
しかし骨格が少し大きく、チワワの基本体重3キロをやや上回る体重あり
彼は本当に気性が荒い子でした。放浪していた時期が彼をそうさせたのか、もともとがそうだったのか、それはわかりませんが、中・大型犬にだって飛びかかろうとする勢いでした。
しかし、人は大好きでした。
そして、頭はイイ子でした。最初こそ、うるさかったようですが、全然知らない人間の家の生活リズムにも徐々に馴染んできました。それは、知らない家から自分の家、に変化するのと同じ速度だったのかもしれません。そしてその期間は、犬とはじめて暮らす私の家族にとっても心労と葛藤の日々でした。
小さなケージの部屋が出来て、お留守番は小さなベッドで。
父が仕事を引退してからは、ベランダのそばに置かれた日当りのいいベッド、もしくは父の腕の中で抱っこされて過ごしていました。
そして時折私が会いに行くと、大喜びで全身で尻尾を振り、出迎えてくれました。