Sonata's diary

塗り絵とか写真とか、趣味の記録をマイペースで付けてます

擬人化

注意書き

突然、素人の文章が始まります。思い付きのまま書いてますので、脈絡もなければ趣旨もなんにもありません。興味のない方はすみませんが、スルースキルONでお願いします

=-=-=はじまり-=-=-=-=

 

「・・・今日は朔の日だっけ?」

その人は空を見上げて言った。そのまま数秒瞬く星を眺めてから、もう一度姿を探して、苦く言葉を続ける。

「なんで見たい時に限っていないかなぁ。いっつも居るくせに」

返ってくるはずのない独り言、のはずだった。

「だって見えない日なんだから仕方ないでしょ」

返事に目を瞬く。が、せっかく帰ってきた言葉をここで切らせてはもったいないと、自分を落ち着かせて会話をつなげる。

「太陽みたいに見えてくれたらいいのに、沈むけどさ」

「沈んでねぇよ、俺様は常にいますけどなにか?」

「太陽沈むじゃん。沈んだら月がでてさぁ、星もでてさぁ・・・」

息のぴったり合った、なんというか、目に見えない何かで繋がっているようなその存在感が羨ましいと思っている、という言葉をなんとなく口にできなくて語尾を濁した。

その間を汲んで、今度は太陽と月が目を瞬いてお互いを見合った。

そして、太陽はあきれたように息を吐き、月は仕方がないなぁというように緩く笑った。

「君は、君が不変のものだとおもってるの?」

意外な月の言葉に、言葉の意味を読み取ろうとしていると、さらに言葉が飛んでくる。

「君が一番変化のある存在なんだよ、地球」

「へ?」

「俺らは動いてねぇっての。何言ってんだ、馬鹿か。馬鹿だろお前。その眼は何見てんだ」

太陽のあまり綺麗ではない言葉はその後もしばらく続いていて、月が宥めていた。

 

そうか、自分が動いているから周りが動いているようにみえるのか。

・・・でも、それでも、やっぱり羨ましいんだよ。その関係は。

「あのさぁお前、俺様と月をとらえてんだぜ?ほかの奴らからなんて言われてるか知ってる?」

考えたこともなかった言葉に、地球は即答できなかった。

「これだからいろんなモンが備わってる奴は・・・」

太陽の怒りが少し増したらしい、表情が引きつっている。

月はそんな太陽に苦笑いして、地球に微笑んだ。

「地球はいろんなものを持っていて、恵まれていて幸せだなって言われてるんだよ。まぁ、みんなそれぞれ特色あるんだけどね」

そういえば、ほかは生物がいないって聞いたことがある。酸素もなければ水もなくて、太陽の熱も届かない。木どころか、雑草もないとか・・・。

でも、ほかの惑星をきれいだと思うけどな。

・・・そうか、ほかの人も自分を見てそんな風に思ったりするのかな。自分と同じか。

なんだか少し安堵して、笑みがもれた。

 

=-=-=おしまい-=-=-=-=

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

 

ある日夜空を見上げてオリオン座を見ていたら、不意に思いついたストーリーでした。

惑星擬人化(笑)

はたして月と地球は女性か男性か・・・!?

もしかしたらハーフかも!(こら

よく、月は優しいイメージと冷たいイメージに分かれますよね。

私の場合、あれです。今回の月はイイ人ですが、ひやっとするところがあるとかないとか・・・太陽も然り・・・ペン擬人化とか楽しそうだな。水性ボールペンのボヤキとか。

・・・うーん、眠いのでねますー。おやすみなさいー。